こんにちは。
Linustock(ライナストック)編集部です。
昨今、シンプルでオシャレなイラストは本の表紙やCM、駅のポスターなどあちこちで使われて大活躍。
でもイラストとイラストレーターが結びつきますか?
そうです、認知度としては、まだまだまだまだだと思います。
そこで!
突然ですが、「いい絵!」というコーナーを始めます。
どんなコーナーか?
街やSNS上で見かけた「いい絵!」と思ったイラストの作者たちを毎回1人ずつにスポットをあてて、携わった商品も含めて紹介するコーナー。
これからデザインの世界に飛び込む人、
すでにデザインでご飯を食べている人、
何かのデザインをするときに、あのイラストレーターに頼もうというきっかけとなることを目的とした記事です。
ついでに携わった商品にも興味を持ってもらえたら、イラストレーター冥利に尽きるかなと思います。
スーパーなイラストレーターさんたちを紹介することで
当サイトへのイラスト作成のご依頼が激減する可能性がありますが、
最終的に世の中がシンプルなデザインで溢れたらいいな〜という、
結果、自己中心的なおはなしです。
世界を「いい絵!」で溢れさせよう。
あくまで
Linustock的に「いい絵!」を描くなーと思うイラストレーターさんたちのみを厳選して紹介して参ります。
紹介する定義としては下記な感じです。
- ・限られた線と点で描いている。
- ・とにかくシンプル。
- ・なんかセンスがいい。
- ・色数が限られていてベタ塗り。
上記、3つ以上に当てはまる場合。
どんなイラストかは見てもらった方が早いですね。
記念すべき「いい絵!」第1回。
それでは、ご覧ください。
Linustock的、オススメイラストレーター
今回は初回ということもあり、Linustockの原点にもなった既に超超超有名な方。
(正確にはイラストレーターではないのですが)
その方は、
julian opiet / ジュリアン・オピー さん
最強。
大御所すぎて、気軽には依頼できませんが。
中学生だったか、もっと幼い頃か忘れましたが、
UKバンドのBlur(かなり好き)のアルバムジャケットを見たときの衝撃。
個人的に、この時からシンプルなイラストへの興味が始まりました。
Linustockの全てはここから始まったと言っても過言ではありません。
色使いから、タッチまで本当にシンプルで素敵です。
ロンドン生まれのイラストレーターというか現代美術家です。
線と点で人物や風景をシンプルに表現している方なのですが、
目がシンプルな点なのに、とにかくそっくりになるのです。
なんであんなにそっくりになるのか。
実はシンプルの裏に隠された事実があります。
Wikipediaによると一人の人物を描くのに数千枚の写真を撮り、コンピューターに取り込み、顔のパーツを正確にトレースしているようです。
イラストは一見シンプルですが、実はものすごい写実派です。
実に現代美術家らしいアプローチですね。
シンプルなものこそ、簡単そうにみえますが、
手間と時間がとてもかけられているんです。
一度、サイトを訪れてみてください。
きっと虜になる!かもしれません。
http://www.julianopie.com/
むすび
「いい絵!」コーナー
第1回は「ジュリアン・オピーさん」でした。
いかがでしたでしょうか。
世の中のシンプルな事柄・モノの裏には実はかなり複雑な思考があります。
たった1本の線が必要か必要でないか。
機能的に少しシンプルすぎやしないか。
もっとシンプルにできたのではないのか。
線はこの太さでいいのか。
などなど。
Linustockでも毎日試行錯誤してイラストを制作しています。
写真や、絵が背景でも映えるように、ジュリアン・オピー氏同様、少し写実的な要素も取り入れています。
こういったイラストの背景を知ることで、またよりデザインに深みが増すと思います。
ではまた次回。